ミリシタ端末研究所

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はやぽんログ!

【動作検証】QUALCOMM Snapdragon 865/765におけるミリシタの動作状況

 

 

どうも。



 


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ミリシタのホワイトデーの配布壁紙がえげつないくて頭を抱える筆者です。

 

 

今回は

 

お待たせしました。

 

Snapdragon 865環境におけるミリシタの現時点における検証結果です。

 

 

Snapdragon 865とは?
 

 

今年リリースのハイエンドスマホなどに搭載される予定のQUALCOMM製ハイエンドSoCです。

 

性能をざっと書きますと

 

Snapdragon 855比較で

 

・CPU性能は25%アップ

・GPU性能は25%アップ

・AI性能は2倍に

・GPUのドライバアップデートが可能に

・144Hzのリフレッシュレートに対応

などなど

 

まぁ、順当に進化したなと言ったところです。

 

 

搭載機種
 

SHARP AQUOS R 5G

ZTE AXON 10 Pro 5G(JP Softbank)

SONY Xperia 1 II

SAMSUNG Galaxy S20 シリーズ

Xiaomi Mi10/Mi10 Pro

BlackShark 3/3 Pro

VIVO iQOO 5G

nubia Redmagic 5G

FUJITSU arrows 5G

 

などが発表されています。現時点で70機だとか。

 

その中でも筆者はXiaomi Mi10を短期間ながら触らせて貰えた機会がありましたので、それを元に今回は書いていきます。

 

Snapdragon 865でのミリシタの動作
 

現状では描写面での優位性はほぼ感じられませんでした。Snapdragon 855でも十分高速なのでそこは仕方ないところです。

 

39人ライブを最高画質でプレイしても余裕を持ってこなせるスペックを持っています。

 

ただ、Mi10では小程度の音ズレとタップ抜けがありました。

恐らくアプリ側の最適化が終われば多少は快適になるかと思われます。

 

 

Snapdragon 865で変わること
 

 

決定的なのはロード時間の短縮です。

 

Snapdragon 865世代のスマートフォンは

メモリ規格がLPDDR5

ストレージ規格がUFS 3.0

 

という最新の規格が標準になっていきます。

 

実際にSHARPさんが公開したAQUOS R 5Gは、前世代のAQUOS R3よりも平均で3割ほど短いロード時間となっていました。

 

ただ、こちらは初回ダウンロードだったので、実用的なな比較検証とは言えないものです。

 

私が以下の条件で試したところだと下記のようになりました。

 

ミリシタ 39人ライブ (3D高画質モード)

ユニット編成画面からライブスタートまでの変遷時間

(キャッシュありの状態)

 

Xiaomi Mi9

(Snapdragon 855 UFS2.1 LPDDR4)

ロード時間 15秒82

 

Xiaomi Mi10

(Snapdragon 865 UFS3.0 LPDDR5)

ロード時間 14秒76

 

参考

SAMSUNG Galaxy Note 10+

(Exynos 9825 UFS3.0 LPDDR4X)

ロード時間 14秒98

 

SAMSUNG Galaxy S9

(Snapdragon 845 UFS2.1 LPDDR4X)

ロード時間 16秒58

 

Xiaomi Redmi K30 5G 

(Snapdragon 765G UFS2.1 LPDDR4X)

ロード時間 16秒96

 

 

検証結果から前世代機比較で1.1秒短縮されました。

平均でロード時間は6%の短縮となります。

誤差とは言い難いですが、気になる方は少ないと思います。

 

2年落ちのSnapdragon 845端末からだと

ロード時間は約2秒近い短縮効果が期待できます。

平均でロード時間は11.2%の短縮となりますので効果は大きいでしょう。

同時期リリースのミドル帯チップであるSnapdragon 765Gに比べると差はある模様。

 

逆にこのタイプの検証でSnapdragon 845とも大きな差がないところが凄いでしょうか。ミドル帯ながら普段使いには問題ないレベル。

 

ただ、UFS3.0ストレージ/LPDDR4Xメモリを採用するGalaxy Note 10+ではほとんど差が出ませんでした。

0.2秒ほど差はありますが、正直誤差のレベルです。

 

これはストレージ周りの規格がUFS3.0と同等なのと、メモリもLPDDR4X 2133という前世代ながら上位の規格だったことが大きいです。

 

 

Snapdragon 865で感じたこと
 

 

発熱が多い

 

Mi10の放熱方式の関係もあるかと思いますが、意外と発熱がありました。

冷却にガン振りしてるゲーミングスマホはいいですが、それ以外の機種だと気になることも多いかなと思います。

 

これは5Gモデムが別チップであること、製造プロセスルールがSnapdragon 855とほぼ同じことが原因と思われます。

 

それもあって電池持ちもあまりよくありません。

ゲームブーストをかけた状態では15分のミリシタプレイで4〜6%ほどバッテリーを消費しました。

 

発熱に関してはSnapdragon 765の方が優秀で、これはモデムがワンチップ化されてることが大きいですね。

 

 

今後は端末側の設定で変わってしまう可能性 

 

Snapdragon 865ではGPUドライバのアップデートが可能となりました。

そのため、純正はもちろん。効率化を狙ったメーカーのカスタムドライバを割りあてられることも考えられます。

 

そのため、機種によってはアップデートで動作が変わったりする可能性が従来よりもあるため、いい意味でも悪い意味でも検証しないとかなってところですね。

 

 

Snapdragon 865端末は買うべきか?
 

 

個人的にはまだ早い印象があります。日本では3月27よりAQUOS R5GなどがSoftBankさんよりリリースされますが、1ヶ月ほどは最適化待ちになるかと思います。

 

ただ、今回は周年イベント前には確実に最適化が終わっているだろうと考えられるので以下のスペックに魅力を感じたら購入する価値はあると思います。

 

・前世代機より6%、2世代前機より11%短縮されるロード時間

 

・39人ライブも余裕で動かせる性能

 

・高フレームレートでの滑らかなMV視聴

 

注意点は端末によってはUFS3.0やLPDDR5を採用していないことも考えられます。

現にBlackShark 3は価格を抑えるためにUFS 3.0の採用を見送っています。

なかなか表に出てこないスペックの部分なので、確証が持てるまでは購入を避けるのも1つ手かと思います。

 

そう言えばSnapdragon 765も…
 

はい。短期間ながらこちらもRedmi K30 5Gを触らせていただける機会に恵まれました。

Snapdragon 765についてはざっくり書くとSnapdragon 845と835の間くらいのポジションです。

 

そのため、イベントを回したりする場面ではハイエンド機に遅れをとりますが、お手軽に買える5G端末にはもってこいのチップセットとなっています。

モデムもワンチップになってるので消費電力でも有利です。

 

検証した限りでは39人ライブの高画質モードはやや厳しいところはありますが、それ以外であれば高画質モードでも動かせるなぁという印象でした。

 

体感的にはSnapdragon 835より少し上のグレードでしょうか。

まぁ、対応APIが上位なことやGPU Boostもあってミドル帯ながら思った以上に快適でした。

 

Mi Note 10のSnapdragon 730Gと比べてもかなり快適にプレイできましたね。

 

また、OPPO Reno 3 Pro 5Gが日本でも正式投入されることからSnapdragon 765端末が日本でも買えることになりました。

 

 

 

これはプロデューサーさん…買うべきじゃないですか?Snapdragon 865端末にSnapdragon 765端末…

 

特に後者はプロデューサーさんならピーンとくる数字ですよね…

 

それでは