12月11日にミリシタの大型アップデートが行われたのですが、端末のサポート終了に関しては当初と違って大きな差が出たので考察してみたいと思います。
結論から言えば、今回の端末サポート終了は
モデル名を指定したものでした
iOS環境では予定通り行われました。こちらに関しては問題なく
Android環境は…もうすごいですね
予想されていた32bitのサポート終了
結論から言えば、32bit端末はまだサポートされています。intelサポート終了の時のような「環境まるまる即座に使えなくなる」といったことは起こりませんでした。
APKをみる限りでもARM-v7とARM-v8をサポートする2つがあることから、32bit版も存在することがわかります。
筆者の環境では以下の32bitモデルの動作を確認しました。
Xperia Z2a(国内版 Xperia ZL2に海外ROMを導入 Android 6.0.1)
Galaxy Note edge(Android 6.0.1)
Xperia Z(C6603 グローバルモデル Android 5.1.1)
さらには動作報告を頂いたモデルでは2013年リリースのXperia tablet Z(Android 5.1.1)なんてものまで頂きました。
これを見てわかるのは、あの公式発表のリストに載っていなかった端末は動作するということである。
さらには、俗に言う「グローバル化」をしてしまえば回避できるようなものでもありました。
恐らく、Xperiaなども国内型番だけでしか見ておらず、ハードウェアの差分ではチェックしていない。
この場合、リストになければ仮に性能がミリシタを動かせるギリギリでも、「起動しません」の画面は出ないことになります。
そんなことをするのは、日本未発売モデルや超マイナーな機種を使ってる一部のユーザーくらいなもの…と言ってしまえばそれまでですね。
OSのサポート
これもびっくりしたのですが、なんとapkにDalvikという文字がいました。
つまりAndroid 4.4にも対応しています。
試しに初期ROMに戻したGalaxy Note edgeで試したところ、残念ながら処理落ちしてまともに動かせませんでした。
日本で出たAndroid 4.4搭載スマホはサポート終了となってるので、基本的には引継ぎ設定を出すためのものというイメージで良いと思います。
アップデート後の挙動
32bit機では明らかに挙動が悪くなりました。ロード時に処理落ちしたり、ライブ読み込み画面でフリーズしたり等かなり扱いにくいものになりました。
初回ダウンロードですらまともに動かない機種もいました。
基本的に「引継ぎ設定をするために生かされてる」が正しい認識で良いとおもいます。
64bit機では特に挙動は変わらず。
やはり今後はこちらがメインになると思われます。
ミリシタ動作時の端末の挙動を左の旧バージョンと右の新バージョンで比べてみたところ
— はやぽん! (@H8P0NP) 2019年12月11日
今回のアップデートによって若干メモリ使用量が若干減ってるように感じましたね
検証端末 LG V50 G8X(プロセッサ、メモリ量、メーカーは同等) pic.twitter.com/GuwUWdvMJN
試しにほぼ同等のハードウェアで旧バージョンと並べて動かしてみたところ、新バージョンはややメモリ使用率が低くなってるように感じました。
さくっと言えば今回のアップデートの1番の目玉は
Unityのアップデートです。
2017.4.29から2018.4.16にアップデートされ、Android環境でのネイティブ64bit対応(正式版)やVulkanの実行が可能となります。
今後の39モードやハイエンド機に対応するためのアップデートとなりますね。39モードへの第1歩と言うべきでしょうか。
それに付随した端末切りだったのかとは思いますが、これは近いうちに「サポート終了端末からの引継ぎができなくなる」可能性があります。
そうなれば、ARM-v7版をごっそりサポート終了して64bit環境1本に絞れます。実際のところはもうそうなのかもしれません。
そのため、32bit機は動くけどゲームはできないと思った方が良いと思います。
という訳で現時点でのミリシタの最低動作環境は
Android 64bit対応 2015年以降のハイエンドモデル
となりました。
一般的な内容はこちらです。
何かあればまた書きます。